ベトナム投資信託・ETF

【ベトナム株投資信託(アクティブ型)】4商品を比較検討・おすすめの投資先はどこなのか。

ベトナム4商品サムネイル

「新興国に投資したい」

「新興国の中でもベトナムは有望な国だ」

…このように考えてベトナムに投資をしたいという方は多いですよね。

 

ただ、

「ベトナムの投資信託はたくさんあるけどどれが結局良いの?」

となる方も多いのではないでしょうか。

 

私自身も「ベトナム 投資信託」と検索すると商品がたくさん出てくるので、パッと見ではどこが一番有望な投資信託なのかわかりませんでした。

私は金融商品の分析オタクであるため一通り分析をしてみましたが、その分析作業が苦痛な方もいらっしゃると思います。

そんな方のために、今回は以下ベトナムのアクティブ型投信4商品の分析結果をまとめていきたいと思います。

  • ベトナム株式ファンド
  • CAMベトナムファンド
  • ベトナム成長株インカムファンド
  • DIAMベトナム株式ファンド

読者の方の資産運用の参考になればと。

 

ちなみにベトナムの経済や株式市場の分析は以下で実施していますのでご覧ください。

 

ベトナム株投資信託4商品の基準価額比較

まずは4商品の基準価額を比較します。

ファンド名 ベトナム株式ファンド CAM ベトナムファンド ベトナム成長株インカムファンド DIAM ベトナム株式ファンド
基準価額 25,617円 22,511円 15,594円 16,142円

参照:MORNINGSTAR

2021年08月13日 現在

 

基準価額は10,000円から始まっています。

ベトナム株式ファンドは2.5倍に膨れ上がっていますね。

一般投資家たちのベトナム投信への投資熱が高まっていることが見て取れます。

 

ベトナム株投資信託4商品のトータルリターン比較

続いて4商品のトータルリターンの比較です。

ファンド名 ベトナム株式ファンド CAM ベトナムファンド ベトナム成長株インカムファンド DIAM ベトナム株式ファンド
トータルリターン1年 75.73% 70.85% 79.90% 69.95%
トータルリターン3年(年率) 8.47% 7.63% 9.57% 9.91%
トータルリターン5年(年率) 11.62% 11.15% 13.08% 13.39%
トータルリターン10年(年率) 13.92% 12.53%

参照:MORNINGSTAR

2021年07月31日 現在

 

直近1年はコロナ影響からの回復として除外すると、概ね長期では10-14%程度のリターンになっていますね。

まさにこの10年ベトナムが経済成長をしており、株式も大きく値上がっていることがよくわかります。

 

コラム:ベトナム1位の不動産企業「ビンホームズ」とは?

これら4商品を分析していて気になることがありました。

それはどの投信も「ビンホームズ」が株式の組入比率上位にあることです(2021年7月31日現在)。

  • ベトナム株式ファンド:2位
  • CAMベトナムファンド:2位
  • ベトナム成長株インカムファンド:2位
  • DIAMベトナム株式ファンド:3位

 

ビンホームズはベトナム第1位の不動産ブランドであり、高級サービスを有するアパート、ヴィラ、商業タウンハウスを開発している企業です。

「ビン」というのはベトナム最大の私有企業であるコングロマリット「ビングループ」に属していることを表しています。

ビンホームズはベトナムで最も価値のあるブランドトップ10で3年連続1位を獲得しています。

ベトナムで不動産と言えば真っ先に名前が上がる企業なのです。

 

ビンホームズは現在ベトナム時価総額ランキングで3位につけています。

ちなみに親会社のビングループはベトナム時価総額ランキング第1位です。

参照:ニュース証券株式会社

 

今まさに経済成長を遂げているベトナムでは不動産需要が高まっており、それに伴ってビンホームズは業績/株価共に成長を遂げています。

今後も経済成長が進み、国民の所得の改善によってビンホームズの業績/株価は堅調に推移していくことが予想されます。

ビンホームズの業績推移

参照:アイザワ証券

 

とんでもない勢いで純利益が成長しています。

 

株式投資の観点でもビンホームズを各投資信託が組み入れているのは正しい判断なのか?を確認しておきましょう。

ビンホームズの株式指標

参照:VIET KABU

 

ROE」に注目いただきたいのですが、ビナミルクのROEは36.67%と大変高水準です。

ROEは世界で最も有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏も注目している指標であり、企業の資本を用いて利益をどれくらいあげているかを判断する指標ですね。

通常20%以上でも非常に効率的に利益をあげている企業であると言われます。

ビンホームズはその2倍近くの驚異的な数字となっていますね。

 

その一方で次はPERとPBRも見てみましょう。

PERは14.43倍、PBRは4.51倍となっています。

やや割高と言える水準です。

 

ROEが40%近くあることを考えると、3年以上保有すれば現在の株価は割安水準となることが見込まれます。

長期目線で保有するにはよい銘柄と言えますね。

 

ベトナム株投資信託4商品の標準偏差比較

さて、4商品の標準偏差も見ていきます。

ファンド名 ベトナム株式ファンド CAM ベトナムファンド ベトナム成長株インカムファンド DIAM ベトナム株式ファンド
標準偏差1年 25.01 23.23 25.02 21.91
標準偏差3年 30.30 29.86 30.00 28.92
標準偏差5年 25.56 24.44 25.18 24.55
標準偏差10年 23.31 22.38

参照:MORNINGSTAR

2021年07月31日 現在

 

標準偏差は投資の世界ではリスクとして認識されており、価格変動のブレ幅を意味します。

どの商品も概ね高めになっていますが、CAM ベトナムファンドとDIAM ベトナム株式ファンドがやや安定していますね。

 

DIAM ベトナム株式ファンドは、4商品の中では最もブレ幅が大きいのが気になるところです。

 

ベトナム株投資信託4商品の手数料比較

最後に4商品の手数料を比較してみましょう。

ファンド名 ベトナム株式ファンド CAM ベトナムファンド ベトナム成長株インカムファンド DIAM ベトナム株式ファンド
販売手数料 3.3% 3.3% 3.3% 3.3%
信託報酬等(税込) 1.96% 2.62% 1.88% 1.90%

参照:MORNINGSTAR

2021年07月31日 現在

 

販売手数料はいずれも3.3%(税込)です。

一方、信託報酬はCAMベトナムファンドが突出して高いですね。

CAMベトナムファンドはトータルリターンも最も悪いので、この4商品の中ではやや見劣りする商品と言えるでしょう。

ただし、他の投資信託に比べれば概ね良好なリターンを出しています。

投資信託としてはやや納得できる水準でしょうか。

 

しかし、私はやはり投資信託自体に懐疑的ですので手数料が高くなる点は納得がいきません。

私自身のポートフォリオに投資信託を組み入れることは現状ありません。

 

まとめ

この4商品の中でどれか1つ購入する商品を選べと言われれば、私はベトナム成長株インカムファンドを選びます。

 

標準偏差がやや高いもののトータルリターンが高く、手数料もこの4商品の中では最も低いため、客観的に一番合理的な選択となるでしょう。

 

ただし、この4商品の中で最も合理的と言えるベトナム成長株インカムファンドもベトナム指数とほぼ同成績です。

 

ベトナム成長株インカムファンドとVN指数

参照:運用報告書

 

 

購入を検討する際は市場平均に対してプラスのリターンを狙うアクティブ型の投資信託としては物足りないリターンであることを念頭に入れておきましょう。

私がベトナム投信以上におすすめできる投資先に関してはランキング記事にまとめていますので参考にしてみてくださいね。

 

資産を大きく増やすのに適した今まさに飛躍の時を迎える投資先!
新興国投資信託

おすすめファンドランキング
昨今新興国の勢いは留まるところを知らず、世界のGDPに占める比率は50%近くに達し、更に高い成長率を維持して世界経済の中で存在感を年々高めています。

当然、経済成長に伴って企業の収益成長率も世界の成長率を大きく上回っています。

先進国と新興国の経済成長率の差

しかし、2010年代は先進国株が堅調に推移したため、新興国企業は収益を伸ばしているにもかかわらず株価は低迷していました。
結果的に新興国株式の割安度は高まりつづけています。

新興国株式は割安

現在はいわばマグマが溜まっている状態で、2020年代は2000年代に堅調だった新興国株の時代が再び来ると想定されています。

とはいえ適当に選んだ新興国に投資しただけでは大きなリターンを得ることはできません。
新興国の中には投資環境が整っていない国や政治的に不安定な国が数多く存在しているからです。

新興国投資で大きなリターンを得るためには、

✔︎ 成長力・企業成長力が高い
✔︎ 株価が上昇するのに適した経済水準
✔︎ 株価が割安
✔︎ 現地の情報が得られる敏腕ファンドマネージャーが銘柄を厳選

などといった条件を満たす必要があります。

特に最後の観点が抜け落ちがちなのですが、やはり腕利きのファンドマネージャーが運用しないとなかなか市場平均を上回る高いリターンを望むことができません。

いわゆる大企業が運用する投資信託はマネージャーがサラリーマンとして雇われの身であり、結果にコミットするという観点では物足りない部分があります。

そのため、私は運用を任せるのであれば本物のプロとして己の腕一本でのし上がっているヘッジファンドが効果的であると考えています。

以下では長年新興国株投資を含めて投資を行なってきた私の経験や知見からヘッジファンドを含めておすすめできるファンドをお伝えしています。

新興国投資で大きなリターンを得たいと考えられている方は参考にしていただければと思います。

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