中国投資信託・ETF

評判の「UBS中国新時代株式ファンド」は中長期的投資に向いている?チャートなど運用成績や見通しを解説!

資産運用で大きなリターンを得たい人の中には、今まさに経済成長している中国への投資を検討している人も多いのではないでしょうか。

 

中国への投資と言っても個別株はハードルが高いので、まずはお手軽な投資信託を検討しますよね。

中国株式投資信託については以下で比較検討しています。

 

中国の経済や株式市場など国全体については以下の記事で分析しています。

 

 

では、投資信託を購入する場合はどのくらいのリターンが見込まれるのでしょうか?

投資信託はいわゆる大企業の「専門家」が運用するので、やはり高いリターンを得られるのでしょうか?

 

今回はそんな投資信託の中でも「UBS中国新時代株式ファンド」について、

運用成績と今後の見通しを解説していきたいと思います。

     

    UBS中国新時代株式ファンド- 概要と運用方針 –

    UBS中国新時代株式ファンドは中国企業の株式を実質的な主要投資対象としています。

    「実質的な」というのは、中国籍、香港籍もしくは主に中国に活動拠点を置く企業等の株式を投資対象としているため、厳密に中国企業だけに絞っているわけではないからです。

     

    製品、サービス、人材、ブランドなど構造的な成長が期待されるセクターの中で、相対的に高い競争優位性を有する企業を選別し、投資を行う方針です。

    運用開始は2018年2月9日ですのでまだまだ新しいファンドですね。

     

    UBS中国新時代株式ファンドの投資形態はファンド・オブ・ファンズです。

    これまでに分析してきた以下の中国株投資ファンドとほぼ同様の形式です。

     

    ファンド・オブ・ファンズって何?という方は以下をご覧ください。

    ファンド・オブ・ファンズ

    運用機関が、複数の投資信託を適切に組み合わせて、一つの投資信託にまとめたもの。

    利点としては、もともとそれぞれの運用方針に基づき分散投資されている投資信託を多数組み合わせることで、より広範囲な分散を実現してリスクを抑えることができる点と、もともと付加価値のある投資信託を組み合わせることで、それぞれの付加価値を統合することができることなどがあげられる。

    代表的なものとして、各投資信託への投資パターンを低リスク型(安定型)、中リスク型、高リスク型(成長型)といったように、特定のリスクを取るように設計されたライフスタイルファンド(またはライフストラテジーファンド)や、高リスクから低リスクへの資産配分の変化を時間(年齢)の経過と関連付けて自動的に調整していくライフスタイルファンドなどがあり、ともに確定拠出年金の運用対象としても注目されている。

    引用:野村証券

     

     

    スキームは以下の通りとなっています。

    UBS中国新時代株式ファンドの運用スキーム

    参照:交付目論見書

     

    まず一般投資家はUBS中国新時代株式ファンドを購入します。

    次にUBS中国新時代株式ファンドはUBS(Lux) エクイティ・ファンド-チャイナ・ オポチュニティもしくはUBS 短期円金利プラス・ファンドに出資します。

    そして最終的に中国株式や円建ての公社債に投資するのです。

     

    以下はUBS中国新時代株式ファンドの運用体制です。

    UBS中国新時代株式ファンドの運用プロセス

    参照:交付目論見書

     

     

     

    かなりの厳選プロセスとなります。

    UBS中国株式ファンドでもそうでしたが、ボトムアップによる株式選定プロセスは自社開発のリスク分析システムを導入しているなど、かなり充実した内容となっています。

     

    現在の資産組入状況はどうなっているのでしょうか。

    UBS中国新時代株式ファンドの各種構成比

    参照:月報

     

    金融と一般消費財サービスで4割程度のポーションとなっています。

     

    以下は具体的なUBS中国新時代株式ファンドの構成上位銘柄です。

    順位 銘柄名 業種 比率(%)
    1 テンセント・ホールディングス コミュニケーション・サービス 9.8
    2 グイジョウ・マオタイ 生活必需品 6.9
    3 アリババ・グループ・ホールディング(ADR) 一般消費財・サービス 5.6
    4 ピンアン・インシュアランス 金融 5.1
    5 ネットイーズ コミュニケーション・サービス 4.8
    6 招商銀行 金融 4.6
    7 アリババ・グループ・ホールディング 一般消費財・サービス 4.4
    8 香港証券取引所 金融 4.3
    9 李寧 一般消費財・サービス 4.3
    10 石薬集団 ヘルスケア 3.5

    参照:月報

     

    他中国株式ファンドと同様、テンセント、アリババが上位を占めます(アリババは2つに分かれていることに注意)。

    中国株と言えば、テンセント、アリババと言わんばかりの資産構成ですね。

     

    ではいよいよUBS中国新時代株式ファンドの運用状況を見ていきましょう。

     

    UBS中国新時代株式ファンドの運用成績・パフォーマンス

    UBS中国新時代株式ファンドは2018年2月に運用開始したまだまだ新しいファンドですので、現状基準価額を把握するだけとなってしまいますが推移をみてみましょう。

    UBS中国新時代株式ファンドの基準価額推移

    参照:月報

     

    運用開始時は11,000円近くまで上昇しましたが、半年後の2018年9月時点で9,592円まで下降しています。

    その後は持ち直してきていますね。

     

    基準価額の見方については以下の記事で解説しているので参考にしてみてくださいね。

     

    他の中国株投資信託との比較

    他中国株投資信託との基準価額を比べてみましょう。

    今回は以下3商品と比べてみました。

    • 三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド
    • UBS中国株式ファンド
    • 深セン・イノベーション株式ファンド

     

    UBS中国新時代株式ファンドと他投信のチャート比較

    参照:MORNINGSTAR

     

    UBS中国新時代株式ファンドは他投信同様深セン・イノベーション株式ファンドに大きな差を付けられています。

    データを詳細に見てみましょう。

     

    基準価額、純資産は 2021年08月27日 現在
    トータルリターン等評価情報は 2021年07月31日 現在

    ファンド名 UBS
    中国新時代
    株式ファンド
    (年1回決算型)
    三井住友・
    ニュー・
    チャイナ・
    ファンド
    UBS
    中国株式
    ファンド
    深セン・
    イノベーション
    株式ファンド
    (1年決算型)
    販売手数料 3.3% 3.3% 3.3% 3.3%
    信託報酬等(税込) 2.08% 1.98% 1.97% 1.71%
    トータルリターン
    1年
    -4.77% 11.99% -3.13% 39.29%
    トータルリターン
    3年(年率)
    7.99% 10.44% 8.71% 33.34%
    トータルリターン
    5年(年率)
    12.50% 17.84%
    トータルリターン
    10年(年率)
    10.23% 14.05%
    シャープレシオ
    1年
    -0.22 0.58 -0.16 1.72
    シャープレシオ
    3年
    0.36 0.48 0.41 1.11
    シャープレシオ
    5年
    0.69 0.98
    シャープレシオ
    10年
    0.47 0.65
    標準偏差
    1年
    21.42 20.59 19.04 22.86
    標準偏差
    3年
    21.96 21.64 21.26 30.03
    標準偏差
    5年
    18.00 18.29
    標準偏差
    10年
    21.74 21.77

    参照:MORNINGSTAR

     

    なんと直近マイナスリターンになってしまっていますね。

    確かに直近中国政府の規制の影響による一時的な下落があるのは事実です。

    しかし、三井住友・ニュー・チャイナ・ファンドや深セン・イノベーション株式ファンドが2桁を超えるリターンを挙げている中、言い訳はできないでしょう。

     

    UBS中国新時代株式ファンドの高い手数料

    最後にUBS中国新時代株式ファンドの手数料を確認しておきましょう。

    UBS中国新時代株式ファンドの購入手数料は3.3%(税込)となります。

     

    中国株投資信託では、中華圏株式ファンドが3.85%(税込)と高い水準にありましたが、

    UBS中国新時代株式ファンドは、他投信と同様の水準です。

     

    信託報酬は年率で2.08%(税込)となり、こちらも他中国株投資信託に比べて高い水準となっています。

    一般的なアクティブ型の日本国内投資信託よりも高い水準にありますね。

     

     

    UBS中国新時代株式ファンドのまとめ

    UBS中国新時代株式ファンドは、株価上昇が期待される中国株を厳選して運用する投資信託です。

    綿密な調査の上で投資運用を実行しており、一般投資家の人気を集めています。

    しかしリターンは他の中国株投資信託よりもかなり低い水準となっています。

    現時点ではあまり魅力的な投資先とは言えないでしょう。

     

    もし魅力的な投資先を探しているのであれば、私が独自で作成しているランキング記事などでおすすめ投資先を紹介していますので参考にしてみてくださいね。

     

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    新興国投資信託

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    先進国と新興国の経済成長率の差

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    新興国株式は割安

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    新興国投資で大きなリターンを得るためには、

    ✔︎ 成長力・企業成長力が高い
    ✔︎ 株価が上昇するのに適した経済水準
    ✔︎ 株価が割安
    ✔︎ 現地の情報が得られる敏腕ファンドマネージャーが銘柄を厳選

    などといった条件を満たす必要があります。

    特に最後の観点が抜け落ちがちなのですが、やはり腕利きのファンドマネージャーが運用しないとなかなか市場平均を上回る高いリターンを望むことができません。

    いわゆる大企業が運用する投資信託はマネージャーがサラリーマンとして雇われの身であり、結果にコミットするという観点では物足りない部分があります。

    そのため、私は運用を任せるのであれば本物のプロとして己の腕一本でのし上がっているヘッジファンドが効果的であると考えています。

    以下では長年新興国株投資を含めて投資を行なってきた私の経験や知見からヘッジファンドを含めておすすめできるファンドをお伝えしています。

    新興国投資で大きなリターンを得たいと考えられている方は参考にしていただければと思います。

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