各国分散新興国投資信託・ETF

評判の新光サザンアジア株式ファンドを徹底評価!運用成績・見通しを分析したので結果を共有する。

サザンアジアサムネイル

新興国、特にASEAN諸国への投資を検討している人は多いのではないでしょうか。

ASEANへの投資を考えるのであれば、

会社員の方であればまず投資信託でしょう。

 

今回はその投資信託で東南アジアでも、

今後の経済成長が見込まれるASEANを組み入れている「新光サザンアジア株式ファンド」の運用状況と、

今後の見通しを解説していきたいと思います。

 

ちなみに、新興国全体に投資する投信・ETFはこちらでまとめています。

 

新光サザンアジア株式ファンド- 運用方針とベンチマーク –

新光サザンアジア株式ファンドは海外のアジア地域の株式を対象にし運用をしています。

 

投資形態としてはファンズ・オブ・ファンズと、セゾン資産形成の達人ファンドと同様のスキームになっています。

 

対象地域をさらに細かく見ていくと、中国(香港、マカオなど華南地域)、

シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムなど東南アジアです。

新光サザンアジア株式ファンドの通貨比率

参照:月次レポート

 

投資対象となる企業株式銘柄の業種はやはり今後のインフラ需要を見越した「交通・物流」、

国民の所得が高くなり消費需要が増える「娯楽・観光」、

都市生活をさらに充実させるヘルスケア、外食産業、金融、不動産など「都市生活」の3分野です。

 

中所得国の罠を抜け、サービス産業への転換を見越し投資対象を網羅していますね。

 

冒頭で新光サザンアジア株式ファンドはファンズ・オブ・ファンズであると述べましたが、ファンドの仕組みとしては以下のようになっています。

新光サザンアジア株式ファンドの運用スキーム

参照:交付目論見書

 

我々一般投資家は、新光サザンアジア株式ファンドに投資し、

その先に「新光サザン中国・オールスター株式マザーファンド」と、

「TMAサウスイーストエイジアンエクイティファンド」の2本の投資信託があるということですね。

 

新光サザンアジア株式ファンドはベンチマークを設けていないので、トータルリターンと標準偏差を見ていきましょう。

 

新光サザンアジア株式ファンドの運用成績・パフォーマンス

新光サザンアジア株式ファンドのパフォーマンスは以下となります。

過去のトータルリターンは8.09%/1年、▲0.93%/3年、5.83%/5年となっております。

カテゴリー平均に比べて低いリターンとなっており、いまいちな成績感が否めませんね。

 

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン 8.09% -0.93% 5.83% 6.40%
カテゴリー 25.50% 3.43% 9.83% 6.71%
+/- カテゴリー -17.41% -4.36% -4.00% -0.31%
順位 160位 134位 97位 53位
標準偏差 29.76 21.10 17.48 18.13
カテゴリー 30.02 22.73 19.33 20.30
+/- カテゴリー -0.26 -1.63 -1.85 -2.17
順位 116位 36位 25位 10位
シャープレシオ 0.27 -0.04 0.33 0.35
カテゴリー 0.91 0.16 0.52 0.34
+/- カテゴリー -0.64 -0.20 -0.19 +0.01
順位 161位 134位 93位 38位

 

具体的に他の新興国投信と比較して詳しく見ていきましょう。

 

他のASEAN株投資信託との比較

同じ分類の投資信託と比較して見ましょう。

 

基準価額、純資産は 2021年03月24日 現在
トータルリターン等評価情報は 2021年02月28日 現在

ファンド名 新光 サザンアジア
株式ファンド
アジア・オセアニア
好配当成長株(毎月)
ピクテ 新興国
インカム株式
(毎月決算型)
運用会社名 アセマネOne 岡三 ピクテ
カテゴリー 国際株式・
エマージング・
複数国(F)
国際株式・
エマージング・
複数国(F)
国際株式・
エマージング・
複数国(F)
販売手数料 3.3% 3.3% 3.3%
信託報酬等(税込) 1.74% 1.76% 2.01%
トータルリターン1年 8.09% 28.62% 20.19%
トータルリターン3年(年率) -0.93% 5.10% 3.75%
トータルリターン5年(年率) 5.83% 9.96% 10.61%
トータルリターン10年(年率) 6.40% 7.59% 4.90%
シャープレシオ1年 0.27 1.10 0.63
シャープレシオ3年 -0.04 0.24 0.16
シャープレシオ5年 0.33 0.55 0.52
シャープレシオ10年 0.35 0.41 0.24
標準偏差1年 29.76 26.10 32.27
標準偏差3年 21.10 20.90 24.18
標準偏差5年 17.48 17.99 20.30
標準偏差10年 18.13 18.62 20.07

 

トータルリターンを比べると、他アジア投資信託の「アジア・オセアニア好配当成長株」、

ピクテ新興国インカム株式」など、高配当狙いの投資信託ではありますが、

新光サザンアジア株式ファンドのトータルリターンは直近1年ではもっとも低くなっています。

標準偏差は3〜10年で、新光サザンアジア株式ファンドは上記3つのファンドの中でも最も低くなっています。

 

標準偏差は投資の世界ではリスクとして認識されており、価格変動のブレ幅ということを意味します。

 

新光サザンアジア株式ファンドは上記の中ではリターンは低いも、ブレ幅が最も少ない商品ということですね。

 

新光サザンアジア株式ファンドの高い手数料

新光サザンアジア株式ファンドの手数料体系としては、

購入科学に3.24%(税込)を上限として販売会社が別に定める手数料率を乗じて得た額となっています。

 

信託報酬は年率1.652%〜1.776%程度となっており、

販売手数料に関しては国内アクティブファンドの手数料と変わりませんが、信託報酬は高いですね。

 

以下は参考までに金融庁が出している国内投資信託の手数料です。

日米の公募投信のコスト比較

参照:金融庁

 

 

ファンズ・オブ・ファンズであり、投資信託に投資しているファンドであるため、手数料は固定ではなく、

且つ東南アジアの新興国の株式市場をリサーチ、ポートフォリオ組成など手間暇+人件費がかかることから、

どうしても手数料は高くなってしまいますね。

 

手数料に見合うパフォーマンスが見込まれるのであれば納得のいくところですが、トータルリターンが1年で4%程度ですと、

少し新光サザンアジア株式ファンドを購入するのは億劫になってしまうところです。

 

新光サザンアジア株式ファンドのまとめ

新光サザンアジア株式ファンドは、

株価上昇が期待されるASEAN株を厳選して投資運用するまさにASEAN株の「プロ」である位置付けで、

一般投資家を集めていますが、まだまだ運用成績が魅力的ではなく、

トータルリターンもまずまずで現状は、あまり魅力的な投資先とは言えません。

 

もし魅力的な投資先を探しているのであれば、

私が独自で作成している新興国投資関連について、ランキング記事などでおすすめ投資先を紹介していますので、

ぜひ確認してみてくださいね。

 

資産を大きく増やすのに適した今まさに飛躍の時を迎える投資先!
新興国投資信託

おすすめファンドランキング
昨今新興国の勢いは留まるところを知らず、世界のGDPに占める比率は50%近くに達し、更に高い成長率を維持して世界経済の中で存在感を年々高めています。

当然、経済成長に伴って企業の収益成長率も世界の成長率を大きく上回っています。

先進国と新興国の経済成長率の差

しかし、2010年代は先進国株が堅調に推移したため、新興国企業は収益を伸ばしているにもかかわらず株価は低迷していました。
結果的に新興国株式の割安度は高まりつづけています。

新興国株式は割安

現在はいわばマグマが溜まっている状態で、2020年代は2000年代に堅調だった新興国株の時代が再び来ると想定されています。

とはいえ適当に選んだ新興国に投資しただけでは大きなリターンを得ることはできません。
新興国の中には投資環境が整っていない国や政治的に不安定な国が数多く存在しているからです。

新興国投資で大きなリターンを得るためには、

✔︎ 成長力・企業成長力が高い
✔︎ 株価が上昇するのに適した経済水準
✔︎ 株価が割安
✔︎ 現地の情報が得られる敏腕ファンドマネージャーが銘柄を厳選

などといった条件を満たす必要があります。

特に最後の観点が抜け落ちがちなのですが、やはり腕利きのファンドマネージャーが運用しないとなかなか市場平均を上回る高いリターンを望むことができません。

いわゆる大企業が運用する投資信託はマネージャーがサラリーマンとして雇われの身であり、結果にコミットするという観点では物足りない部分があります。

そのため、私は運用を任せるのであれば本物のプロとして己の腕一本でのし上がっているヘッジファンドが効果的であると考えています。

以下では長年新興国株投資を含めて投資を行なってきた私の経験や知見からヘッジファンドを含めておすすめできるファンドをお伝えしています。

新興国投資で大きなリターンを得たいと考えられている方は参考にしていただければと思います。

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