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【2021年版】おすすめ投資ポートフォリオを紹介!米国ETFと新興国投資で攻守を考慮して組成しよう。

ポートフォリオサムネイル

働いて獲得する「労働収入」には限界があります。

労働収入の伸びよりも「資産運用の平均的な利回り」の方が大きいということは、

トマ・ピケティの21世紀の資本論でも歴史的に証明されていますよね。

そのため、資産運用の必要性を理解している人は多いと思います(きっとこの記事を読んでいるあなたも)。

 

しかし、今まで投資に携わったことはないし結局何に投資をしたらいいのか分からない。

そんな方も多いのではないでしょうか。

 

そんな方に向けて、2021年現在筆者目線でおすすめできる投資ポートフォリオを紹介したいと思います。

 

おすすめポートフォリオの構成

詳細は後程説明するとして、2021年現在の金融・政治環境を考えると、万人におすすめできるポートフォリオは以下の通りです。

  • 米国ETFのバンガード社VTI:10%
  • 米国債ETFのTLT:30%
  • 新興国株式:30%
  • 現金:30%

 

それではなぜ今このポートフォリオが良いと考えているのか、構成要素毎に説明していきます。

 

バンガード社による米国インデックスETFのVTI:ポートフォリオ比率10%

まずETFの中でも最も有名かつ定番となっているバンガード社によって運用されているVTIです。

 

よく比較に出されるVOOが大型銘柄中心のS&P500指数に連動を目標とするETFであるのに対して、

VTIは米国の株式市場に上場されているほぼ全銘柄約4000銘柄を加重平均で組み入れたETFです。

 

米国の株式市場は19世紀後半から継続して右肩上がりを実現してきております。

以下は長期でデータが取れるS&P500指数の1870年台からの超長期データです。

S&Pチャート推移

参照:multpl

 

これは対数グラフといわれるもので縦軸が指数関数的に上昇しています。

対数グラフで直線的な上昇を続けていれば同じ利回りで成長してきていることを意味します。

 

 

S&P500指数は1910年の10pointから2021年の4,327pointまで、

世界大恐慌、Black Monday、IT バブル崩壊、リーマンショックを経験しながらも、

平均年率5.6%(配当を加味すると7%超)で成長しています。

 

あの投資の巨人バフェットですらも投資初心者に対しては米国株指数への投資を推奨しています。

危機が発生したとしても長期的に持ち続けることが出来れば、

最終的に大きく資産を増やしてくれることでしょう。

 

S&P500に連動するVOOと米国株全体に投資を行うVTIのパフォーマンスの違いとしては、

市況が強い時はVOOの方が成績が良くなり、市況が悪くなる時はVTIの方が成績が良くなることが挙げられます。

VOOが景気敏感な大型株で構成されているのに対して、

VTIが景気感応度が低い小型・超小型株を含んでいるためです。

 

現在の経済環境を整理すると、米国の景気拡大期はリーマンショック以降13年目にのぼり史上2番目の長さとなっています。

景気循環的にいつリセッションが起こってもおかしくないことを考えると、

下落相場でも影響をVOOよりも受けにくい小型株を含んでいるVTIの方が適切であると考えるため、VTIを選択しています。

 

ただ、以下のVTI(黄)VOO(青)パフォーマンスをご覧いただければわかるのですが、

ほとんど変わらない成績になっています。

VTIとVOOの比較

参照:bloomberg

 

そのため、ここは好みの問題も出てくると思います。

 

比率ですが、リセッションが意識されることから10%に抑えています。

次回リセッション時に待機資産として残してある現金30%を使って買い増しするのが良いでしょう。

 

米国債ETF:ポートフォリオ比率30%

次に米国債が30%です。

おすすめするのは長期米国債の値動きに連動するETFであるTLTです。

 

株と債券は異なった動きをします。

すなわち、株が下がる時は債券価格が上昇し、株が上がる時は債券価格が下落します。

ただ長期的には株も債券も価値が上がっていきますので、組み合わせることで価格変動を抑えながら資産を安定的に増やすことができます。

 

なぜ株式のVTIが10%なのに、債券のTLTが30%なのか疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。

これは株の価格の変動幅が債券の変動幅の3倍程度あるためです。

 

では実際にVTIを25%、TLTを75%組み合わせた場合のポートフォリオの値動きを見ていきましょう。

(↑VTI:10%  TLT:30%と同じ1:3の比率です)

赤:VTI100%
黄:TLT100%
青:VTI25%、TLT75%

VTIとTLTの組み合わせ

参照:PORTFOLIO VISUALIZER 

確かに長い目でみるとVTI100%の方が高いリターンを出しています。

しかし、TLTと組み合わせた方が、リーマンショックのような危機的な状況でも損失を回避できています。

今後の経済状況は誰にも読むことはできません。

また昨今の株式割高局面ではなおさらリスクを取らない方が良いと考えます。

リスクを抑えながらリターンを得るためにはVTIとTLTを組み合わせることをおすすめします。

 

とはいえVTIとTLTを組み合わせたポートフォリオでも年率リターンは8%を超える水準となっています。

加えて価格の値動きの激しさを表す標準偏差は株式単体の半分以下に抑えられているのです。

 

コラム〜米ドル資産を40%保有する意味〜

米株ETFのVTIと合わせて資産の40%を世界最強通貨米USDで保有することになります。

いくつかの記事でも紹介していますが、日本の財政状況や日銀の金融緩和は限界を迎え始めており、

いつ大幅な円安を伴ったインフレが発生してもおかしくない状況になっています。

 

日本が危機的な状況となった時に米ドル建資産を保有していれば、

資産を守ることができるので米ドル建資産を40%としています。

 

私が今後強烈な円安を伴ったインフレが起こると考える理由は以下にまとめていますので、

興味のある方はご覧いただければと思います。

 

新興国株式:ポートフォリオ比率30%

先程あげた2つは安定収益を目指すいわば守りの投資先です。

大きなリターンを叩きだすには攻めの投資先を組み入れる必要があります。

そんな攻めの投資先としては筆者も実際に投資している新興国株式を推奨します。

 

特に今再び注目され始めているのが中国株式です。

中国は超大国として台頭してきており米国にGDPで追いつくのも時間の問題となっています。

中国・日本・米国のGDP推移

参照:中国・日本・米国のGDP推移(IMF統計)

 

 

そして、なによりも注目すべき点は現在の中国の経済水準です。

株価が上昇するにあたっては国民の経済水準が一定のレベルに到達している必要があります。

例えば、日本がバブルを経験して株式市場が急騰したのは1980年代の半ばを超えたあたりからです。

 

当時の日本の1人あたりGDPは10,000ドルから25,000ドルの間です。

そして、今まさに中国が日本の1980年代後半の水準に差し掛かっているのです。

中国と日本の1人当たりGDP

 

ある程度国民に余裕がでてくると、生活必需品だけでなく株式などの資産に目が向けられるのです。

中国は徐々に国民が豊かになってきている一方、2010年代株価がほとんど横ばいだったこともありまさにエネルギーが溜まっています。

また、中国は今や米国と並ぶハイテク国家にもなってきており、今一番可能性を秘めている国家といっても過言ではないのです。

 

中国株式の魅力と中国株に効果的に投資する方法については以下で詳しくお伝えしていますので参考にして頂ければと思います。

 

コラム:何故新興国全体に投資を行うVWOのようなETFや投資信託への投資を推奨しないのか?

新興国といえばバンガード社のVWOや、日本の新興国全体投資を行っているeMAXIS新興国株式を始めとする投資信託が思い浮かんだ方が多いと思います。

しかし、新興国全体に投資を行う投資信託やETFには 致命的な欠陥があります。

 

これらの商品は新興国の上場銘柄を時価総額加重平均で組み入れた指数への連動を目指しています。

連動目標となるインデックスはFTSEエマージングインデックスか、

MSCIエマージングマーケットインデックスがあります。

 

両者は似通っているのでFTSEエマージングインデックスを例に取り上げると、

台湾やブラジル、ロシア、南アフリカのような既に成長のピークを終えている、

又は何かしらの問題を抱えている国がその他多くを占めています。

FTSEエマージングインデックスの構成国

参照:FTSE

 

 

つまり新興国のダイナミックな成長を取り込むことができないばかりか、

ここからさらに失速する可能性すら抱えているのです。

実際この10年間の成績は先進国指数を大幅にアンダーパフォームしております。

 

青:FTSE Developed(先進国指数)
赤:FTSE Emerging(新興国指数)

FTSE emerging vs developed

 

新興国指数に連動したETFヘ投資すべきでないと言えるでしょう。

 

 

現金:ポートフォリオ比率30%

何かに投資を行うことのみが資産運用ではありません。

魅力的な投資機会を伺うために待つことも投資の一つなのです。

その証拠にウォーレン・バフェットですら現金比率を一定程度用意しています。

彼の会社であるバークシャー・ハサウェイ社は現在15%~20%程度を現金として保有しています。

 

私としては現在の株式市場の状況を考えて、下落時に投資できる余裕資金として30%を保有することをおすすめします。

VTIの項目で説明した通り、今後米国がリセッションに陥り米株が大幅下落した際には、

VTIを底値で買い増し将来的に大きな利益を出すための種をまくことを推奨します。

 

まとめ

2021年以降最も良いと考えられるポートフォリオを紹介してきました。

  • 米国ETFのバンガード社VTI:10%
  • 米国債:30%
  • 新興国株式:30%
  • 現金:30%

 

この内容が、多くのポートフォリオ構成に悩む方の助けになれば、と思います。

 

資産を大きく増やすのに適した今まさに飛躍の時を迎える投資先!
新興国投資信託

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昨今新興国の勢いは留まるところを知らず、世界のGDPに占める比率は50%近くに達し、更に高い成長率を維持して世界経済の中で存在感を年々高めています。

当然、経済成長に伴って企業の収益成長率も世界の成長率を大きく上回っています。

先進国と新興国の経済成長率の差

しかし、2010年代は先進国株が堅調に推移したため、新興国企業は収益を伸ばしているにもかかわらず株価は低迷していました。
結果的に新興国株式の割安度は高まりつづけています。

新興国株式は割安

現在はいわばマグマが溜まっている状態で、2020年代は2000年代に堅調だった新興国株の時代が再び来ると想定されています。

とはいえ適当に選んだ新興国に投資しただけでは大きなリターンを得ることはできません。
新興国の中には投資環境が整っていない国や政治的に不安定な国が数多く存在しているからです。

新興国投資で大きなリターンを得るためには、

✔︎ 成長力・企業成長力が高い
✔︎ 株価が上昇するのに適した経済水準
✔︎ 株価が割安
✔︎ 現地の情報が得られる敏腕ファンドマネージャーが銘柄を厳選

などといった条件を満たす必要があります。

特に最後の観点が抜け落ちがちなのですが、やはり腕利きのファンドマネージャーが運用しないとなかなか市場平均を上回る高いリターンを望むことができません。

いわゆる大企業が運用する投資信託はマネージャーがサラリーマンとして雇われの身であり、結果にコミットするという観点では物足りない部分があります。

そのため、私は運用を任せるのであれば本物のプロとして己の腕一本でのし上がっているヘッジファンドが効果的であると考えています。

以下では長年新興国株投資を含めて投資を行なってきた私の経験や知見からヘッジファンドを含めておすすめできるファンドをお伝えしています。

新興国投資で大きなリターンを得たいと考えられている方は参考にしていただければと思います。

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