ヘッジファンド

ベンジャミン・グレアム流ネットネット株投資手法を解き明かす!

Benjamin-Graham

 

「ネットネット株」とはなんでしょう?

ネット株であればインターネットで買える株?でもなぜ2回もネットネットと言っているのか?

 

株式投資が長い人であれば知っている人も多いですが、

不動産など他の投資先で運用している人にはあまり馴染みのない単語かもしれません。

 

「ネットネット株」とは株式投資のひとつの投資手法であり、

ネットネット株の投資手法を生み出したと言われるベンジャミン・グレアム氏が設立したグレアム・ニューマンファンド社は、

下落リスクも避けながら安定的な収益を出していたことで有名です。

 

今回はネットネット株の概要と、その具体的な手法について解説していきたいと思います。

 

ベンジャミン・グレアム氏が提唱したネットネット株とは何か?

ネットネット株とは、株式市場にある銘柄で、その会社を清算したら、

清算配当以上の金額が手元に残る銘柄です。

 

つまりは現時点で「割安である」銘柄です。

 

少し理解が難しいと思うので、後の項で計算方法を交えてもっと具体的に解説します。

ネットネット株を提唱したのは上記でも述べたと通りベンジャミン・グレアム氏で、

グレアム氏の言葉を借りてネットネット株の説明をすると、

  • 正味流動資産のみを考えた簿価よりも安い価格で買える株
  • 「スリム化された」資産価値の2/3以下の価格

ということです。

 

ちなみにベンジャミン・グレアム氏の弟子があのウォーレン・バフェットとなります。

 

ベンジャミン・グレアム(Benjamin Graham, 1894年5月8日 – 1976年9月21日)は、アメリカ合衆国の経済学者。今日でもよく「バリュー投資の父」「ウォール・ストリートの最長老」と呼ばれるプロの投資家であった。

グレアムが最も知られているのは、億万長者の投資家ウォーレン・バフェットの育ての親としてであろう。

バフェットはコロンビア大学でのグレアムの教え子の中で唯一A+をもらった生徒である。

バフェットはグレアムを堅固な知的投資の骨組みを確立した人物として信頼し、グレアムを父親に次いで影響力のある人物であると語っている。

グレアムはバフェットとカーンに多大な影響を与え、彼らは自らの子供をグレアムと名付けている。

また、1938年の彼の国際商品準備通貨構想はジョン・メイナード・ケインズのバンコールに大きな影響を与えた。

(引用:ベンジャミン・グレアム

 

ネットネット株の探し方・正味流動資産をあぶり出す

さて、ネットネット株はグレアム氏の言葉を借りて、

  • 正味流動資産のみを考えた簿価よりも安い価格で買える株
  • 「スリム化された」資産価値の2/3以下の価格

であると解説しましたが、「正味流動資産」とは何を指すのでしょう?

分解して考えてみましょう。

 

正味とは、以下のように辞書には載っています・

正味とは

1 余分なものを取り除いた、物の本当の中身。「正味の少ない果物」

2 風袋を除いた、商品だけの目方。「正味1キログラム」

3 実質的な数量。「昼休みを除いて、正味8時間働いた」

4 掛け値のない値段。また、仕入れの値段。正味値段。「正味で売る」

5 表面に現れない、隠された本当のところ。

(引用:コトバンク

 

余分なものを取り除いた「物の本当の中身」ということです。

 

では流動資産は?

流動資産とは

土地や建物、権利といった長期に保有できる資産を指す「固定資産」に対する概念。

原則として、1年以内に回収される資産のことを指す。

貸借対照表資産の区分では、現金預金、営業債権、有価証券などの当座資金と、商品や原材料、仕掛品などの棚卸資産、またそのほかの短期性資産の3つに分けられる。

流動資産と流動負債の関係を表す流動比率は企業の安全性・安定性を図る上でも重要な目安として考えられている。

(引用:コトバンク

 

原則として1年以内に回収される資産のことですね。

つまり正味流動資産とは余分なものを取り除いた流動資産の本当の中身、ということです。

 

ネットネット株において意味するところ、貸借対照表から本当の流動資産を明るみにする必要があるのです。

 

財務諸表に慣れていない方は少し頭が痛くなるかもしれませんが、

正味流動資産を算出する計算式は以下の通りとなります。

正味流動資産の計算式

 

 

上記の計算式から正味流動資産と、株式の「時価総額」を並べて比べてみます。

 

時価総額

上場株式(個別銘柄あるいは上場銘柄すべて)がどの程度の規模なのか、「株式」上場株式がどのくらいの規模かを表したものをいう。

個別銘柄の時価総額については、証券取引所で売買された株価の当日の終値に発行済株式数を掛けたもの。

市場全体の時価総額は、各銘柄の時価総額の合計でもとめられる。

個別銘柄で見る場合、時価総額はその銘柄の「価値」を示し、企業買収の参考にもされる。

市場全体の場合は、国際的な市場規模の比較や国内経済全体に占める株式市場の規模を見る場合に利用される。

2006年5月時点の東証1部の時価総額は556兆円。

(引用:時価総額

 

時価総額の計算方法として、

【1株あたりの株価×株数】となります。

 

1株100円で1000株発行していれば100,000円となります。

グレアム氏は

  • 正味流動資産のみを考えた簿価よりも安い価格で買える株
  • 「スリム化された」資産価値の2/3以下の価格

と述べており、

 

例えば正味流動資産が150,000円、時価総額が100,000円であれば、

150,000円>100,000円

正味流動資産>時価総額

となりますよね。

 

そして時価総額が2/3以下である必要があります。

 

150,000円と100,000円であれば2/3ですから、同銘柄の株式購入の意思決定がなされるのです。

 

例えば日本国内で有名なネットネット株として、近年で代表的なのがサイバーエージェントでした。

同社の株価は急上昇していきましたよね。

 

ネットネット株の明確な欠点

ネットネット株は非常に合理的で、リサーチに時間をかければ個人でも儲けが出そうです。

しかし、ネットネット株には明確な欠点があります。

 

それは、ネットネット株の株価が上昇するまでに時間が掛かってしまうということです。

 

それも1年や2年ではなく、5年などが掛かってくるケースもあります。

 

株式銘柄と言っても中身は「生きている」会社ですので、

経営者の経営判断、市場環境、投資判断など一つ一つの意思決定に起因して、

株価の上昇下落のタイミングを読むのは難しいのです。

 

そこで、グレアム氏の設立したヘッジファンドである、

グレアム・ニューファンど社はネットネット株を大量買いしたあとに、

アクティビスト」として投資先の会社経営者に提言し、

企業価値向上に向けた戦略を助言するのです。

 

このことで早期の株価上昇を狙っていくということですね。

 

英語表記はActivist。株式を一定程度取得した上で、その保有株式を裏づけとして、投資先企業の経営陣に積極的に提言をおこない、企業価値の向上を目指す投資家のことをアクティビストという。

いわゆる「物言う株主」で、経営陣との対話・交渉のほか、株主提案権の行使、会社提案議案の否決に向けた委任状勧誘等をおこなうことがある。

ただし、最近では株式の保有割合が低くても、投資先企業に積極的に提言をおこなうケースもみられる。

(引用:アクティビスト

 

つまり、グレアム氏のヘッジファンドは単純にネットネット株を買うのではなく、

「まだまだ改善余地のある」ネットネット株銘柄の会社を選んでいるということです。

 

財務諸表、経営者との対談の末、投資実行を綿密に考え、安定的な利益を出していたのです。

ネットネット株はシンプルに見える投資手法ですが、実は奥が深いと言えるでしょう。

 

ネットネット株手法で安定的な利回りを出す国内ヘッジファンド

ここまでの話を聞くと、グレアム・ニューマン社に資産を預け入れて資産運用がしたいと考える人も少なくないでしょう。

しかしすでに同社は1956年に大きな利益を出した後に解散してしまっています。

 

グレアム氏はここで引退しています。

 

どこか国内でグレアムニューマン社のような投資手法で運用を行なっているヘッジファンドはないか?

と探せばBMキャピタルという会社に辿り着くかと思います。

 

私自身も同社に預け入れし、毎年平均利回り10%の安定的な収益を出しています。

興味のある方は、問い合わせて話を聞いてみるのが良いでしょう。

 

資産を大きく増やすのに適した今まさに飛躍の時を迎える投資先!
新興国投資信託

おすすめファンドランキング
昨今新興国の勢いは留まるところを知らず、世界のGDPに占める比率は50%近くに達し、更に高い成長率を維持して世界経済の中で存在感を年々高めています。

当然、経済成長に伴って企業の収益成長率も世界の成長率を大きく上回っています。

先進国と新興国の経済成長率の差

しかし、2010年代は先進国株が堅調に推移したため、新興国企業は収益を伸ばしているにもかかわらず株価は低迷していました。
結果的に新興国株式の割安度は高まりつづけています。

新興国株式は割安

現在はいわばマグマが溜まっている状態で、2020年代は2000年代に堅調だった新興国株の時代が再び来ると想定されています。

とはいえ適当に選んだ新興国に投資しただけでは大きなリターンを得ることはできません。
新興国の中には投資環境が整っていない国や政治的に不安定な国が数多く存在しているからです。

新興国投資で大きなリターンを得るためには、

✔︎ 成長力・企業成長力が高い
✔︎ 株価が上昇するのに適した経済水準
✔︎ 株価が割安
✔︎ 現地の情報が得られる敏腕ファンドマネージャーが銘柄を厳選

などといった条件を満たす必要があります。

特に最後の観点が抜け落ちがちなのですが、やはり腕利きのファンドマネージャーが運用しないとなかなか市場平均を上回る高いリターンを望むことができません。

いわゆる大企業が運用する投資信託はマネージャーがサラリーマンとして雇われの身であり、結果にコミットするという観点では物足りない部分があります。

そのため、私は運用を任せるのであれば本物のプロとして己の腕一本でのし上がっているヘッジファンドが効果的であると考えています。

以下では長年新興国株投資を含めて投資を行なってきた私の経験や知見からヘッジファンドを含めておすすめできるファンドをお伝えしています。

新興国投資で大きなリターンを得たいと考えられている方は参考にしていただければと思います。

おすすめファンドランキング