CLMV諸国

【2021年最新版】新興国株式へのおすすめ投資法~19カ国の株式市場・ファンダメンタル・為替分析から見えてくること~

今まで株式市場を中心として様々な新興国のファンダメンタル、為替、株式市場を分析してきました。

全部で19カ国の主要な新興国を紐解いてきました。

分析を通じて、どのような新興国に投資を行うのが最も効果的なのかという点が見えてきましたので、

本日は新興国株式へのおすすめの投資法と題して今までの集大成としてまとめていきたいと思います。

新興国は成長力と割安度に応じて四つに分類することが出来る

今まで新興国を分析する過程で、既にある程度まで成長が終了し人口増加も限定的となっている先発新興国や、

今ないし今後、人口ボーナスを伴って爆発的に経済成長が促進される後発新興国の二つがあることが分かりました。

更に、各々のカテゴリーでも株式市場が既に割高となっている国や、

一時的な理由により割安になっている国が存在していることも見えてきました。

図にすると以下の通りです。

新興国のステージ

新興国は日本の高度経済成長期と同様に1人あたりGDPが1000USDを超えたあたりから成長が加速します。

その後1人あたりGDPが10,000USDを超えたあたりから停滞するという特徴があります。

数学でいうところのlog関数のような成長曲線を辿るのです。

日本でも1980年代まで勢いよく成長しましたが、そこからはほぼほぼ成長していないという状況になっています。

それでは各セグメント毎に詳しくどのような国があるのかを見ていきましょう。

以下は今回の簡単な要点です。

カテゴリー①: 成長力低且つ割高 ⇒ 投資妙味は全くない
カテゴリー②: 成長力低且つ割安 ⇒ 短中期的な再評価に期待
カテゴリー③: 成長力高且つ割高 ⇒ 投資をするのは長期目線
カテゴリー④: 成長力高且つ割安 ⇒ 最も魅力的で新興国投資の醍醐味

例:オリエント・マネジメント

割高で成長力が低い新興国①

まずは魅力が最も低い割高で尚且つ成長力が低い新興国です。

新興国のステージ①


基本的には成長力が小さいので魅力が少なく、あまり資金も流入してきていないので、

極端に割高な市場はありませんが、日本よりも割高な市場は多く存在しています。

東アジアでは台湾、BRICSではブラジル、ASEANではマレーシア・シンガポールが該当します。

既に先進国と近しい水準で尚且つ、慣れ親しんでいない銘柄に投資を行い更に為替手数料まで取られることを考えると、

敢えて投資を行う必要性はありませんね。

割安で成長力が低い新興国②

先程よりは投資する魅力が少しは上がる、割安だけれども成長力が低い新興国です。

新興国のステージ②

既にある程度成長はしているものの、政治的・地政学的・その他の要因によって国内経済が低迷している国が存在しています。

不透明感が強いという理由で実態の経済の実力以上に売り込まれており、

通常では考えられないレベルで割安に放置されている国がありますので、短期的には適正水準まで再評価されることで、

再評価する過程での株価上昇益を狙うことが出来ます。

例としてはエネルギー価格急落の影響を引きずっているロシアが代表例として挙げられます。

韓国もある程度割安ですが、今後の成長見通しが立たないことを考えるとロシアに比べると、

投資妙味は低いと言えるでしょう。

割高で成長力が高い新興国③

今までは成長力が既に低い先発新興国にフォーカスを当ててみていきましたが、次は今まさに又は今後成長が加速していくことが確実で、

確実故に海外からの資本も大量に入ってきており結果的に期待先行の割高になってしまっている新興国です。

新興国のステージ③

一般的に魅力的だと考えられている新興国には③の分類に含まれている新興国が多いです。

例を挙げるのであれば、インド、インドネシア、ベトナム、フィリピンのような誰の目から見ても、

明らかに成長力が高く、尚且つ外国人からの投資の受け入れ態勢が整っている国が該当します。

百貨店やスーパーでも誰にでもわかる魅力的な商品は即売れるので価格が上がっていくのと同じで、

株式市場も市場原理が当然働きますので、どう見ても今後成長する見込みが高く、

尚且つ投資が可能であれば誰でも購入しますよね。

結果として実態以上の価格が付いている場合が多く、今から参入しても長期的に見たら利益が見込めるかもしれませんが、

期待先行の分、仮にその国の地政学リスクや政治的な問題が発生した場合は大きく売り込まれるので、

大きな損失を一時的に抱えることとなる可能性については十分留意し、投資をする際には長期目線で考えたほうが良いでしょう。

コラム:成長力が高いが株式市場自体が未熟で投資が困難な国

成長力が高く割安な国の説明に映る前に、Coffee Breakとして成長力が高いにも関わらず、

株式市場が開設されてまもなく上場企業数も1桁で外国人が投資できる環境が整っていない国について、

紹介していきたいと思います。

ASEANの中でもベトナムと同程度の経済水準である、カンボジアやミャンマーは、

日系企業も今後注目するASEANの今後の成長を担うCLMV諸国の一角として注目されています。

しかしカンボジアの証券取引所は2014年に開設され2018年の後半時点においても上場企業数は3社、

ミャンマーのヤンゴン証券取引所も大和証券の援助で2014年に開設され2018年の後半辞典で上場企業数は5社になっています。

株式取引を行うにしても現地にいって現地の証券会社で口座を開設する必要があり、

非常にハードルの高い投資先となっています。

また、このようの黎明期の株式市場では国内で株式の分析を行えるアナリストもおらず、

株価が理論でははかれない乱高下の動きをすることがありますので、

投資先として検討するには早期すぎるというステージの国という状態となっているのです。

割安で成長力が高い新興国④

割安で成長力が高い分類④にカテゴライズされる新興国は最も魅力が高い新興国の分類になります。

新興国のステージ④

実は中国がこのカテゴリに属しているのです。

というのも中国は経済が成長し続けているにもかかわらず株式は割安のまま放置されているのです。

具体的にはこの10年間GDPが3倍に拡大しているにも関わらず株式市場は20%程度しか上昇していません。

基本的に株価は経済成長率と相関するため、何かきっかけがあれば中国株式市場は急騰することでしょう。

また中国は2030年までは人口が増加することが見込まれています。

人口が増加すると消費が増え経済が成長するので人口動態は新興国投資を検討するうえで非常に重要です。

さらに、2016年に一人っ子政策は廃止されましたし、ちょうど最近中国政府は子供を3人まで認める方針を打ち出しました。

加えて、子育てを奨励するために教育コストの引き下げや出産を支援する政策を打ち出す方針も打ち出しています。

中国はこれからも大きな成長が見込まれ、今後その経済成長に株式市場がついてくることでしょう。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

2021年からおすすめの新興国株式投資まとめ

新興国は成長の度合いと株式市場のバリュエーションの観点から四つに分けられます。

カテゴリー①: 成長力低且つ割高 ⇒ 投資妙味は全くない
カテゴリー②: 成長力低且つ割安 ⇒ 短中期的な再評価に期待
カテゴリー③: 成長力高且つ割高 ⇒ 投資をするのは長期目線
カテゴリー④: 成長力高且つ割安 ⇒ 最も魅力的で新興国投資の醍醐味

例:オリエント・マネジメント

カテゴリー④に分類される国への投資をプロに任せて行いたいという方は以下管理人がまとめている、投資先ランキングを参考にしてみてください。

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